リハーサル

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【DTM】宅録バンドを組む方法

みなさまこんにちは。今回は、実際にライブなどを行わずにインターネットだけで全てを完結させる「宅録バンド」の組み方やルールなどを解説していきます。

この方法を使えばなかなか家から出られなかったりイベントなどの催し物が開けない状況でも、楽しく音楽活動をすることが出来ます。

宅録バンドとは

宅録バンドとは、その名の通り宅録で曲を完成させるバンドを指します。多くは作曲家や楽器演奏者、場合によってはMIX師や動画編集者などによって構成されます。

宅録バンドの組み方

宅録バンドのメンバーは、Twitterなどで募集することが多いです。ハッシュタグを駆使したり、仲の良いフォロワーさんに手伝ってもらう等して集めましょう。

また、一部のSNSやLINEのオープンチャットではこのようなメンバーの募集は禁止されていることもあります。注意しましょう。

メッセージアプリを使う

LINEやDiscordなどのメッセージアプリを使うことで、メンバーとのやりとりが円滑に進みます。是非導入しましょう。

宅録バンドの流れ

ここからは宅録バンドで曲を完成させるまでの道のりを解説していきます。

また、ここで紹介するものはあくまで一例ですので参考程度にご覧ください。

1.作曲する

作曲家が作曲をします。この時点ではメインメロディやテンポ、コード進行等のざっくりとした情報が決まれば大丈夫です。

2.編曲する

ここからは編曲の作業に入っていきます。ボーカルの得意な音域に合わせてキーを変更したり、曲の構成を考えていきます。ここの作業は作曲の段階で終わらせてしまう場合もあります。

また、作曲•編曲が終わったらそれを楽譜に書きましょう。ここでは正確な楽譜を完成させる必要はありません。メロディやコード進行、楽器の入り方やキメ、ブレイクの場所を記しておけばOKです。

3.演奏する

ここからは実際に演奏していきます。

まずリズム隊がトラックを完成させます。この時にドラム奏者が制作したドラムの仮打ち込みがあると非常に作業が円滑です。そのデータに合わせてリズム隊はレコーディングを行いましょう。

リズム隊の演奏が終わったら次は和音楽器やボーカルの録音に入っていきます。この段階で修正箇所がないか確認しておきましょう。

4.MIXする

全ての楽器の音が録れたらMIXの作業に入りましょう。ここからの作業は一般的なDTMと同じです。

宅録バンドのルール

ここからは、宅録バンドのDTMに関するルールを紹介していきます。必ず守る必要はないですが、メンバーとのコミュニケーションを円滑に進めてプロジェクトを成功させるためにも知っておきましょう。

音声データは形式を揃える

音声データの形式がバラバラだと、MIXの段階で不便が生じてしまいます。DAWの設定画面からバンドに合ったものを選ぶようにしましょう。

ドライ、ウェット音で分ける

録音したデータは、DAWソフト側で様々なエフェクトをかけて音源に仕上げていきます。ですが、それはMIX師さんの仕事です。特に空間系はMIX時、非常に邪魔になりやすいエフェクトです。楽器奏者側でかけたエフェクトは一度全てオフにしましょう。

エフェクトを全て切った音を「Dry」と呼び、エフェクトがかかった状態のものを「Wet」と呼びます。 この2つがあることで、MIX師も楽器奏者側のやりたいことを理解して適切な処理を行うことができます。

また、一部例外もあります。それはギターアンプシミュレーターなどの音色の変更に大きく関わるものです。これらのエフェクターはもはや楽器の一部と言ってもいいものでしょう。こういったエフェクトは切らずにMIX師さんに提出したほうが良い場合もあります。

まとめ

今回は宅録バンドを組む方法を解説しました。是非、皆さんもネットでバンドを組んで新時代の音楽活動を体験しましょう。