【DTMer向け】エレキベース音作りの基本
DTMでバンドアンサンブルを表現するのに必須であるエレキベースの音作りについて解説していきます。
今回紹介する音作りは、一般的なスタジオでベースを弾く際のセッティングを再現したものとなります。ジャンルによってはまったく違う音作りがされることもありますので、こちらはあくまで一例として是非自分に合った音作りを追求して行ってください。
打ち込みでも生演奏でも基本的なことは同じですが、今回はDTMer向けということで打ち込み音源を使って解説していきます。
エレキベース音源
今回使っていくベース音源は「MODO BASS」です。こちらのベース音源はフィジカルモデリング音源というパソコン内でエレキベースの弦やボディをシミュレートする方式ですから、すこし負荷がかかってしまいます。こういった場合はベースの打ち込みが終わったら一度バウンスしてオーディオファイルとして加工していく方法も有効です。
初期設定
ほとんどの音源では基本的にいくつかのエフェクトがデフォルトでかかっています。ですが、自分好みの音に仕上げていく上ではすこし癖の強いものもありますので、よりこだわりたい場合には全てOFFにしてしまいましょう。
音作りの流れ
エレキベースにささったケーブルはまずプリアンプに向かいます。このプリアンプではエレキベースの音を増幅して、バンドアンサンブルに馴染みやすい音に加工します。
加工された音は次に、パワーアンプでさらに大きい音へ加工された後、キャビネットというスピーカー部分から出力されます。
今回は、プリアンプシミュレーターとキャビネットシミュレーターの2つを使ってこれらを再現していきます。
プリアンプシミュレーター
プリアンプシミュレーターは音のキャラクターに大きく関わります。また、物によっては強い歪みを持つものもあります。無料で使えるものから有料のものまで様々なものがあるので是非自分に合ったものを見つけましょう。
今回はサンズアンプをシミュレートした無料で使えるものを使用していきます。
キャビネットシミュレーター
キャビネットシミュレーターは実際にベースの音が鳴るスピーカーをシミュレートしたものです。
今回使っていくキャビネットシミュレーターは「NadIR」です。こちらのNadIRはIRデータと呼ばれる音響特性を記録したデータを読み込んで、シミュレーターとして使用することができます。
まとめ
DTMにおけるベースの音作りの基本を紹介しました。是非設定を追い込んで自分好みのベースを作り上げましょう。